
消費者物価指数と株価の相関について考えてみましょう。消費者物価指数は、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するものです。
一方、株価は企業の業績や経済情勢などによって変動します。消費者物価指数が上昇すると、物価が上昇するため、企業の原材料費や人件費が上昇することになります。そのため、企業の利益が減少することが予想されます。
このような状況が続くと、株価が下落することがあります。ただし、消費者物価指数が上昇するということは、経済が活発化しているということでもあります。そのため、企業の業績が好調であれば、株価が上昇することもあります。消費者物価指数と株価の相関は、複雑な要因によって左右されるため、一概に言えません。
しかし、消費者物価指数が上昇すると、企業の業績に影響を与えることがあるため、株価にも影響を与える可能性があると言えます。
参考動画 : 利上げ停止を確信する歴史的転換点|消費者物価指数深堀り解説(5月11日)