
ファースト・リパブリック(FRC)の株価は、3月に1000億ドル以上の預金が流出したことを明らかにし、投資家とアナリストを驚かせたため、火曜日に49%急落した。
市場の反応は、先月の銀行混乱の中心にあったサンフランシスコの金融業者の運命について新たな疑問を投げかけた。
オートノミー・リサーチのアナリスト、デビッド・スミス氏は火曜日、ヤフー・ファイナンスに対し、「破綻は確かにリスクだ」と語った。「この四半期の預金は、懸念されていたよりもずっと悪い。
銀行は月曜日、生き残り戦略の概要を発表した。保険付き預金を増やし、顧客の引き出しをカバーするために使っていた借入金を減らし、バランスシートを縮小し、経費削減のために従業員を20-25%削減する予定だという。
また、売却や資本増強など、他の「戦略的」選択肢も追求している。
ブルームバーグは、同銀行が、最終的な資本調達を容易にするために、500億ドルから1000億ドルの長期にわたる証券や抵当権の売却を検討していると報じた。
また、CNBCとロイターは、1980年代と1990年代のS&L危機の際に、問題のある銀行資産を処理するために頻繁に用いられた手法を参考に、「バッドバンク」の設立も可能性があると報じています。
ファースト・リパブリックの株価は今年に入って93%下落しており、火曜日にはボラティリティのために一時ストップ安になった。他の銀行株も下落し、その中にはファーストリパブリックの地域のライバルも含まれていた。
そのひとつが、ビバリーヒルズに本社を置く金融業者パックウエスト(PACW)で、この日は9%の下落に終わった。
パックウエストは市場終了後、第1四半期に預金の17%、57億ドルを失ったが、4月24日現在で7億ドルを取り戻したと発表した。また、”最近の市場の変動による株価の下落 “に関連したのれん代の減損処理で12億ドルの損失を計上した。
今年に入ってから55%下落している同社の株価は、時間外取引で4時30分(米国東部時間)現在、およそ14%上昇した。
月曜日に決算を発表したシアトルの金融業者、ホームストリート(HMST)も火曜日には35%沈んだ。
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